特に何かあった訳でもないのに、
なんとなく気分が悪い、なんとなくソワソワ、イライラ、そんな時ありませんか?
それは「脳の癖」で、考え事をぐるぐるめぐらせていることが要因かもしれません。
ネガティブなことを、次々と考えてしまう癖のことを「反芻思考」「自動思考」と言ったりします。
単なる癖で自動的に起こっているので、そのことに気づかずに過ごしている場合も多いです。
例えば、「昨日あの人に言ったあのことで、もしかして傷付けてしまったかな、不快な思いをさせちゃったかな、嫌われるかな、私の事、どう思うかな?・・・」といったように、
次々と連鎖的に考え事が浮かび、そのことで悩んだり、ソワソワするようなことです。
ここでひとつ、頭の片隅にいれておいて欲しいのは、考えてしまうのは単なる「脳の癖」で、性格ではないし、変えることができるということと、先ほどの例えの場合「不快な思いをさせた」と思うのは、私が悪いわけではなく、考えすぎているだけで、自信をなくす必要はない、ということです。
では、こんな「脳の癖」、暴走した考え事を止めるために効果的なことは、何かと言ったら、
「体に刺激をいれる」ことです。
運動、とくにバランス感覚を使う運動などは、あれこれ考えながらできないので、考え事が止まりやすいです。ヨガでバランスをとるポーズが多いのも、そういう理由だと思っています。
また、心拍数の上がる強度の高い運動もいいですね。
イメージしてください。マラソンした時のことを。ぜーぜー、はーはーしていると、もうあれこれ考えられなくなって、頭の中が無になってませんでしたか?
ランナーズハイのメカニズムは、ここにあると思っています。
考え事が止まるから、心地よくなる、脳内麻薬が分泌される状態になってるのでしょうね。
私が自動思考に気づいたきっかけは「エアロビクス」
インストラクターの動きに集中していないとついていけないので、思考の強制終了です(笑)。あれこれ考えられなくなった。
終わった後体は疲れているけれど、すっきり爽やか。この心地よさが解ると、運動しながら瞑想することを習慣にするのも難しくなかったです。
あと、瞬時に体の刺激を感じられるお風呂や、シャワーなどもいいですね。
あと、五感を大きく変えるために、今いる場所を変えて、つまり、外に出て散歩するなどもいいです。
外に出れば、視覚がガラリとかわり、風や小鳥の鳴き声など、五感が一気にかわり、一瞬で意識のフォーカス先が変わって、先ほどグルグル考えていたことが、「なんだったっけ?」になります。
意識のフォーカス先を変えて考えを減らすことは、最初はなかなか感覚がつかめないかもしれませんが、慣れてくると少しづつできるようになります。練習ですね。
私がおすすめする練習方法は、運動しながら、体の感覚と呼吸に集中することです。
すこしずつ慣れてくると、気分がよくなるのが分かってきます。
気分が良くなることがわかると、運動が習慣になり、習慣になるから、気分良い時間が増える、
毎日が快適になる良いスパイラルに入っていきます!
今日も深呼吸して、その呼吸の感覚に集中し、よい一日をお過ごしください。
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