「週末、あんなにダラダラ休んだのに、月曜の朝からなんとなくダルい」
いつも身体がだるい
頭が重い
いつも肩が凝っている
その疲れ、もしかしたら“脳の疲れ”かもしれません
ここでは、脳疲労がたまるメカニズムを考えていきます。
本記事の内容
本記事のテーマ
脳が疲れるメカニズム
この記事を書いてる私は、事務系公務員から、各種施設でメンタルヘルス対策向けヨガ教師、
及び複数のスポーツジムやヨガスタジオでヨガインストラクターをしています。
公務員時代は、仕事に追われ、時間に追われ
いつも、イライラ、ソワソワ、混乱し、疲れ切っている…
それからヨガと出会い、少しずつ自分で気持ちをコントロールすることができるようになったら、
毎日心地よく過ごせるようになりました。
昔の私と同じように、毎日が苦しい方のお役に立てれば、という思いで執筆します。
それでは、早速みていきましょう。
そもそも「疲労」が起きるメカニズムとは?
私たちが疲れる時は、だいたい「脳」が疲れている時です。
もちろん、走ったり、身体を動かしすぎて体が疲れている時もあります。
ただ、あまり体は動かしてないのに疲れる、そんな時は
脳の疲労と言えるでしょう。
なので、「脳を休めること」が「最も良い休息法」なのです。
まずは睡眠です。
その他に、脳を使わないようにしようと、
ボーっとした時間をとろうとしますよね?
しかし、驚くことに、
脳とういうのは「何もしていない時」の方が疲れてしまうのです。
「ぼんやり」と過ごすときの脳の活動
一般的に、集中したときには脳が疲れ、何も考えていないときには脳が休まると考えられていました。
しかし、最近の研究では、集中している時よりも何も考えていない時の方が
脳はエネルギーを使うことがわかってきました。
脳は体重の2%の大きさに関わらず、身体が消費する全エネルギーの20%を使用しています。
そして、脳が消費するエネルギー全体の60~80%を占める要因が、
「ぼんやり」している時なのです。
この「ぼんやり」とは
人が意識的な活動をしていない時に働く脳回路のことです。
言い換えれば、脳がアイドリング状態の時に働いていて
特に集中して考えことをしているわけではないけれども
心ここに在らずで、あれこれ考えている状態です。
この状態を「デフォルトモードネットワーク(DMW)」と言います。
DMWは「自己認識」「記憶」「見当識」に関する重要な役割を担っていますが、
過剰すぎても不足しすぎてもいけないことがわかってきました。
うつ病・統合失調症・アルツハイマー型認知症・軽度認知症の場合、
このDMWの活動が健常者より活発になり、
脳のエネルギーを大量に消費してしまうことが疲弊に繋がるとわかってきました。
疲労とは脳の現象
つまり、ぼーっとしていても、このDMNが過剰に働き続ける限り、
脳はどんどん疲れてしまいます。
「一日ぼーっとしていたのに、なぜか疲れが取れなかった」
という人は、このDMNに過剰な活動を許してしまっているのかもしれません。
こんな時は、「雑念」や「いらない余計な思考」をぐるぐると巡らせ、
脳のエネルギーを無駄に消費させているのです。
つまり、DMNの活動を抑える脳構造をつくっていかないと、
脳の疲れがとれないのです。
上手な「脳の休息法」を手に入れることこそが、疲れにくく
そして、集中力を高めパフォーマンスアップへの道となります。
最高の脳の休息とは?
「科学的に正しい脳の休め方」について、精神科医の久賀谷氏によれば
最も効果的な方法は「マインドフルネス」ということです。
DMNつまり、脳のアイドリング中に様々な雑念、頭の中の考え事、セルフトークが湧き起こってきます。
この雑念こそが脳疲労の最大の要因の1つです。
基本的に、雑念は「過去の後悔」と「未来の不安」です。
疲れている時は、そのようなネガティブな考えをグルグル考え続けてしまい、
それをストップさせることができず、どんどん疲労していきます。
マインドフルネスこそ「今ここ」に集中し、
その雑念の暴走を穏やかにすることができます。
脳のエネルギー消費が減り、脳が休息できるということです。
脳の最高の休息=「マインドフルネス」
休んだはずなのに、疲れている
例えば、一日中家にいて、スマホやPCをいじっていたり、
ゴロゴロした時、
体は動かさず、仕事もしてないのに、
なんか「ダルイ、疲れた」ってことないですか?
何にも集中せず、ぼんやり過ごしていても、疲労が取れないのは、
だれでも経験していると思います。
つまり、意識的な生活を送らないと、雑念が頭を覆いつくし、
脳のエネルギー消費が高まり、脳が疲れ、それにより体の疲労を感じている状態と言えます。
まとめ
脳の最高の休息
「マインドフルネス」、「瞑想」、「マインドフルネスヨガ」
ただ、これらは数回しただけでは効果が感じられません。
日々の習慣にすることにより、効果が高まります。
ぜひ、マインドフルネスヨガを毎日の習慣にして
疲れにくい、生き生きとした毎日をすごしたいですね!
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