メンタルヘルス

コロナ禍で乱れた気持ちをなんとかしたい!「いつもの自分」に戻す4つのステップ

今まで経験したことのなかった「外出自粛」、「営業自粛」、「ソーシャルディスタンス」による日々の生活の不便さ。
次に襲い掛かる心身の不調や将来の不安、収入の不安に対して、
感情を乱さず、心がザワザワさせないでいるのは難しいです。

ただ、感情を乱し、冷静でいられないと
つまり、「自分軸」でいられないと
何をやっても裏目に出て、全てが上手くいきません。

今回は、コロナ禍を生き抜くうえで大切な「自分軸」について考えてみたいと思います。

本記事のテーマ

感情に振り回されたとき、自分軸に戻す力の大切
自分軸に戻る4つのステップ

この記事を書いてる私は、事務系公務員から、各種施設でメンタルヘルス対策向けヨガ教師、
及び複数のスポーツジムやヨガスタジオでヨガインストラクターをしています。
公務員時代は、仕事に追われ、時間に追われ
いつも、ひどいストレスを感じ、不安、イライラ、疲労感。。。

ヨガと出会い、経験を積むうちに、
あまり感情に振り回されず、穏やかにいられるようになりました。
それにより、劇的に体調も良くなり、集中力も高まり、ヨガの効果に感動しました。

昔の私と同じように、周囲の影響で心が波打つ方のお役に立てれば、という思いで執筆します。
それでは、早速みていきましょう。

自分軸とは

「いつもと変わらない穏やかな心」

私は、この状態を「自分軸」と呼んでいます。

例えば、誰かに悪口を言われたとしたら、

  • 怒りがこみあげてきたり
  • 悲しくなったり
  • 何でそんなこと言うの!と批判したくなったり
  • 泣きたくなったり

様々な感情が湧き起こり、冷静でいられなくなります。

とにかく、色んなイヤーな感情に、振り乱されますよね 😥

人であれば、どんな時ことがあっても「いつもと変わらない心」でいるのはとても無理です。

であれば、たとえ乱れてしまった感情でも
自分で回復させ、「自分軸」に戻す力があれば、
どんなに良いだろう
そう思うのです。

自分軸の大切さ


環境や周囲の人の言動に感情を乱されていると、

  • 正確に状況を把握したり
  • 適切な行動を取ったり
  • 本来やるべき行動を取る

ことが難しくなりますね。

得てして私たちは、嫌な感情を抱くと、それを紛らわす方法として

  • 愚痴、泣き言、悪口を言ってみたり
  • 誰かに労い、慰めの言葉を求めても思うように相手から与えられず、怒ってみたり
  • 暴飲暴食をしてみたり
  • (いらない)買い物をしてしまったり
  • たばこ、お酒、ギャンブル ドラッグにはまってしまったり
  • 夜遅くまで、遊び歩いてみたり

良くない行動に走りがちです。

これって、人によって、取る行動が固定化していて、

例えば、食べることで気分を晴らすことが癖になっている人だと
何かある毎に、
大量のお菓子やら、ジャンクフードをお腹一杯になるまで食べまくり

これで、少しは気持ちのモヤモヤは解消するのですが、

当然ながら、ぶくぶく太り、体調も気分も悪くなり、太った自分を嫌いになり、
そして、悲しいけど、自己否定を繰り返し、自信を失っていく。。。 😥

単たる感情を紛らわすだけで、こんなにも疲弊させ消耗させ
自分を破壊してるんですね。。。

いやな気持を紛らわせることで毎日を無駄に消費し、

そして何がもったいないかって、
本来やりたい人生の目標すら、分からなくなっちゃうのです。
だから、毎日が空虚になり、空しく、、、 😥

はい、これ、以前の私です(笑) 😳

だけどですよ、
もし、嫌な感情、乱れた感情を、自分の力で払拭し「自分軸」に戻せたら、
いつもいつも、頭の中を人生の目標を達成させることに集中させられたら、
どんなに良いと思いませんか?

「自分軸」に戻す力を手に入れたくはないですか?
私は、これが欲しくて探求し始め、ヨガに辿り着いたのです。

「自分軸」の状態って?

まずは人間の精神状態の仕組みから理解していきましょう。

「弛緩ゾーン」 一番リラックスしてる状態
「自分軸ゾーン」冷静な判断ができる状態
「過緊張ソーン」パニック寸前の状態

多くの人は1日の大半をパニック寸前の「過緊張ゾーン」(異常な心理状態)で過ごしていて、
そしてさらに驚くことに、そのことに気づいてすらいないと言われています。
びっくりじゃないですか?!

「過緊張ゾーン」にいると、少しの刺激でパニックを起こしてしまいます。

ですから、なるべく素早く「過緊張ゾーン」から脱出したい。

自分軸に戻す第1ステップ~状態を認識する


第1ステップとして
「自分の状態を知る」ことが必要になってきます。

自分の状態がわからなければ、
感情に振り乱されていることすらわからないのです。
「なんかモヤモヤするけど、なんでかなぁ」状態で、
そのモヤモヤを晴らすために、
自動操縦のようにいつもの悪い癖、例えば暴飲暴食、お酒、たばこetc..などを始めてしまいますから~ 😉

客観視力

「自分の状態を知る」ために必要な力は

「客観視力」

です。

客観視、つまり俯瞰して自己を捉える力です。

客観視力がついてくると、高い視点から冷静に眺められるので、
視野が広がりますね。

だから、今の自分の状態がわかるのです。

じゃあ、その客観視力、どうつけたらいいのよ!

はい、お察しのとおり、毎日のヨガでゲットできます(笑)

なぜなら、ヨガを行いながら、
自分の身体の感覚に注意を向けて
客観的に観察することを毎日練習しているからです。

詳細は、こちらをご覧ください。




自分軸に戻す第2ステップ~呼吸


客観視して、
今自分が過緊張状態だな、と認識できたら、
次に意識することは「呼吸」です。

イライラ、不安、緊張の時の呼吸を観察してみてください。
早くて浅い呼吸になってるはずです。

それを、ゆっくりとした腹式の呼吸、できるだけ吐く息を長くする、これだけ。

ゆっくりした呼吸によって、過緊張状態から脱出でき、
不思議と心が静まります

呼吸の大切さは、誰しも実感していると思います。
詳しくはこちらに書いてありますので、参考にしてみてください。



自分軸に戻す第3ステップ~体を動かす


パニック寸前の過緊張状態のときは、
俗にいう「固まる」状態です。
身体が動かないのです。

パニックの時に、客観視してご自分の身体の感覚を感じてみてください。
おそらく、硬直してます。

ですから、意識して体を動かすことにより、
硬直した筋肉が、柔らかくなってきます

そして、気持ちが落ち着いてきます。

このときお勧めの動きは
「緊張と弛緩の交互の繰り返し」です。

自分軸に戻す第4ステップ~意識を内側に集中


そして、いよいよ最終段階。

感情に振り乱されている時、意識は外側に向いているのですね。
どういうことかというと、
例えば、先ほどの例で、誰かに悪口を言われたとします。
そうすると、
「なんであの人はあんなこと言うのか」
「もうあの人に会うのは嫌だな」
「他の友達も、私のことをそんな風に思っているのかな」
などなど、、、
そんな自分のことではなく、他のことに意識が向いているのです。

逆に、意識が内側に向いた状態というのは、どういう状態なのか?
例えば、無心でお砂場遊びをする子供。
幼い子は、遊びに夢中で、何時になろうが、お母さんからなんと言われようが、
他の子が来てお砂場を使いたそうにしてようが、
そんなことは、全く視界に入らず、ひたすら遊びに「没頭」している。

そう、「没頭」です。
一つのことに「集中」です。
悪くいうなら「空気を読めない」です(笑)。

内側に意識を向ける方法

じゃあ、どうやって、意識を内側に向けるの?

目を閉じて、呼吸や体の感覚に意識を向ける

これだけです。

え、それだけ?って感じですよね?(笑)

簡単そうですが、意外と難しいのですよ。。。

心が波打っている時、そんなことに意識を向けられないのですよ。

例えば、先ほどの悪口を言われた例で言えば、
呼吸に意識を向けましょう、なんて思っても、
とても出来ない(笑)
怒りと、悲しみと、動揺の気持ちでいっぱいで、
とても身体の感覚なんて感じていられない。

そう、だからこそ、日ごろの練習がいざという時役に立つのです。

毎日、ヨガや運動しながら、
呼吸や体の感覚に意識を向ける習慣を持つことにより、
内側への集中が出来るようになります

この練習は、ステップ1の客観視力にもつながりますね。

ステップ2、3、4について、詳しいことは、こちらに書いてあります。

まとめ

実は、これらの感情に振り回されず、自分軸に戻ることの大切さは
ヨガの教えの根幹なのですよ。

「人間馬車説」といいます。

それは、馬車になぞらえて、10頭の暴れまわる馬を感情に例え、
その暴れ馬を、いかに上手く手綱さばきをして静めるかが大切とされています。

紀元前4千年前から、自分軸に戻ることの大切さが認識されていたのですね。

感情という暴れ馬を上手に沈められれば、
消耗しきった毎日から、
いつも自分らしく、自分軸で人生を歩めるようになります。

だれでも、その力を手に入れることができます。

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