イライラ・緊張・不安・・・
普段は冷静でいられても、肝心な時に落ち着きをなくして、冷静な対応ができないときがあります。
まるで、筋トレで体を鍛えるように、ココロも鍛えることができます。普段からココロのトレーニングをして、一喜一憂しない感情コントロール力を身につけましょう。
ココロを穏やかに保つことにより、体調がよくなり、アンチエイジングにも効果があります。
ここでは感情コントロールトレーニング方法を解説します。
この記事を書いている私は、20年近く事務系公務員をし、仕事・育児・家事で自分の持っている能力と時間に対して、こなすべき仕事の量が多すぎて、焦り、混乱、疲弊し、仕事効率ダダ下がり状態を経験しました（笑）。ヨガに出会い、心を整えることがいかに大切かを痛感。ヨガ効果の素晴らしさに感動・魅了され、ヨガの奥深い世界を探求してみたくて、公務員を退職。ヨガインストラクターへ転身。現在、各種施設でメンタルヘルス対策向けヨガ教師、及び複数のスポーツジムやヨガスタジオでヨガインストラクターをしています。
「呼吸」が最も手軽で効果がある心を落ち着かせる方法
人は不安になると呼吸が浅くなります。
自律神経をコントロールできる唯一の方法が「呼吸」です。
呼吸が浅いと自律神経の交感神経優位となり、心臓バクバク、血圧もあがり、判断力が鈍ります。
腹式のゆったりした呼吸をしてみましょう。
交感神経優位にすることにより、ココロが落ち着き、血圧も整い、冷静な判断ができるようになります。
ゆっくりとした腹式呼吸の仕方は、
１ ゆったり座れるか、体を横にできる環境で
2 目を閉じて
3 ゆっくりと鼻から吸って、新鮮な空気が取り込まれるのを意識しながら、
4 ゆっくりと吐き出す。できれば、吸う息の2倍を目安にゆっくりと
これを繰り返します。
呼吸の効果は、こちらにあります
呼吸に集中する瞑想
心を落ち着かせるために、瞑想は大変効果的です。
瞑想を行う方法を一言でシンプルに言うなら
「目を閉じて、ゆったりと呼吸を行い、呼吸と体の感覚に意識を集中」
これだけです。
私のヨガのレッスンでは、しつこいほどこれを皆さんに促します。
「体と呼吸に意識を向けて、頭の中の考え事を手放す」
これで、心の中のざわざわ感が静まります！
自分を少し離れたところから観察するイメージをする
ヨガや呼吸法を行っている時、その体の感覚を自分の身体から離れたところから観察しているようなイメージを行います。
自分を「客観的」に観察するイメージトレーニングをしていると、外側から加えられる「イラっと」させられたり、「不安」にさせられる刺激に対して冷静に対応できるようになってきます。これも、私のヨガレッスン時には、毎回、皆さんに促しています。
アタフタ動揺しているとパニックに陥り、現状把握を的確にできなくなります。
「客観視」力を日ごろからトレーニングしておくことにより、いざというとき冷静な対応ができるようになります。
安心できる言葉を繰り返す
そして、まどろみの状態、つまり、朝起きてすぐ、夜寝る前、ヨガや呼吸法、瞑想でリラックスしている時、自分が安心する言葉をつぶやくようにします。
例えば
「私は大丈夫」
「私はありのままを受け入れる」
「私は幸せだ」
など、安心できる言葉であればどれでも大丈夫。
通常の意識状態の時は「そんなわけない」などの否定の感情が湧き起こりやすいのですが、まどろみの状態に行うことにより、心の奥に響きやすくなります。
普段から、自分を落ち着かせる言葉を、ヨガでいう「マントラ」のようにつぶやくことにより、少しずつ、心の安定が深まります。
これも、私のレッスンではよく行うことの一つです。
まとめ
体をトレーニングで鍛えられるように、ココロの強さも日ごろのトレーニングで鍛えることができます。
いつもココロを穏やかにする工夫をすることにより、内分泌系も免疫力も整い、体調がよくなります。アンチエイジングにも効果があります。
ヨガや呼吸法、瞑想を上手く活用して、安定した心をコントロールできるようにしていきましょう。
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